2017年08月07日
BMW/C evolution 試乗記
試乗記なんて、たいそうなタイトルではありますが、私個人の感想を記事に残します。
もし参考にして頂ける方がいらっしゃる様でしたら、嬉しいです→
電動バイク・・・
PASなどの50cc規格の電動バイクには乗った事がありましたが、排気量が大きな物は初めて。 今回試乗させてもらったBMW/C evolutionは250cc規格。
さすがに車格もあるので、またいでバイクを起こす時に、重さを感じます。 でも低重心との事でバイクを起こしてしまえば不安の無い重さ。 ただ女性は少し躊躇してしまうかもしれません。
またバイクにまたがったままの状態で足を使って動かそうとする、それなりに努力が必要^^ それを解消するために、リバーススイッチが付いていることも新鮮ですね。
ゴールドウイングのようにリバーススイッチと共にセルを回す方法では無く、モーター車ですから、リバーススイッチとアクセルでスルスル~っと後ろへ下がります。 これも新しい感覚^^
さてキーをひねると、インジケーターが今風の表示。 凝ってます^^
でも、そのまま走り出すことは出来ず、ちゃんとワンアクション必要になっています。
通常のバイクと同じ所にセルスイッチならぬ スタートスイッチがあり、リアブレーキを握りつつPUSHするとインジケーターに「REDY」の文字。 これで走り出せます。
先日代車で乗らせて貰った、プリウスと同じだぁ~^^
発進時にはアクセルは1/2以上回さなければ普通に出てくれません。
これは回生ブレーキとの兼ね合いがあるとの事。
初めてのスロットル操作でいきなり1/2以上ひねる事に少しドキドキします^^
独特の「ひゅいぃぃぃぃぃ~んというモーター音と共にグングン加速してくれます。
どうしても電動バイクは無音というイメージがありますが、それなりにモーター音が聞こえます。
ただ、余りにも静かなため、追い抜いた自転車ロードレーサー2人組がビックリしていたのをバックミラーで見てしまいました^^ (もちろん私は限りなくセンターライン寄りに走り、ロードバイクとの車間は開けての事)
正直スピード差があるバイクが、静音のまま追い抜けば、結構ビックリすると思います^^
さて、走り出して驚くのはやっぱりトルクですね。
車重は275kgと言うことを走り終えて伺ったのですが、その重さは走っている時には全く気にならない加速感。
また総走行距離を稼ぐために3つに分けられたバッテリーが車体下に納められていて、低重心な事もギャップを越えた後の車体の収まりで判ります。
また回生ブレーキの効きがそれなりに強力なので、ブレーキを使わなくても減速できるほど。 これは先に書いたアクセル1/2に関わってくるみたい。
回生ブレーキの効き具合をアクセル開け始め~1/2開度の間で弱めたり強めたり出来ました。
またサスペンションも絶品な味付け。 スクーターのサスペンションはバイクに比べるとどうしてもショートストロークになりがち。 これは普通車の乗り心地と軽自動車の乗り心地の違いと言えば理解してもらいやすいかな?
でも車重があるので、ショートサスにありがちな固めなセッティングにしても 違和感が出にくいという好結果をもたらしている様です。
また50Kmからアクセルを全開にすると、脳みそが後ろへ置いて行かれるような加速感。 これって、内燃機では味わえないリニアな加速。
これはモーターが回り始めれば、即100%のトルク特性から来る恩恵ですね^^
正直このまま高速道路や峠へ行って試したいくらいでしたがそこはグッと我慢^^
オーナーさんの話しでは、峠で走っても、スタンダード状態で非の打ち所が無いと・・・
特に車体のすばらしさはギャップを片手で越えても振られることは無く、流す程度の峠道なら回生ブレーキのお陰で、コーナー侵入時のブレーキングも必要なく、ラクチンと言うことでした。
ドゥカティハイパーモタードと通勤用PCXと入れ替えてでも乗り替えられた事が良く理解できました。
車両価格は
メーカー希望小売価格(消費税込み)/1,487,500円。
これを「高いと感じるか?安いと感じるか?」は、このバイクの使い方にもよるかもしれません。
最後に率直な感想ですが、電動バイクもここまで来たんだな・・・と認識を新たにした一方で、いずれは内燃機関が無くなるだろうな・・・と 若干サミシイ気持ちにもなってしまいました(笑)
良い経験をさせて頂きました。 久○さん ありがとうございます♪